どやって独学したの?
Holi chicos!たぬーです!
1ヶ月弱で語学学校を辞めてから、今迄語学学校に通わずスペイン語を学んできました。
スペイン語を独学されている方のサンプルは少ないと思いますので、実際にどう独学したかを書いてみます。
スペイン語の技能を以下の5つに分けて、意識していたことと自分が実践してきたいくつかの独学法を1つずつ言及していきます。
- ①語彙
- ②スピーキング
- ③リスニング
- ④ライティング
- ⑤リーディング
---①語彙
語彙を伸ばす上で意識したことは「この単語は自分にとって必要か?」というフィルターをかけることでした。
自分の話したいテーマや自分が他の言語で普段話す分野に関連した語彙のみを覚えるようにしていました。
変に努力するとスペイン語自体を嫌いになる恐れがあるため、そして単語帳を買ったり、作ったりして覚える努力はしていませんでした。
僕が覚えるためにやったことは、
◎スペイン人が発した言葉をシャドーイング
相手が言ったことを繰り返すことで、音で覚えることが出来ます。間違った発音した場合に即座に訂正してもらえるのも利点です。
◎新しい単語に出会った際に自分が使うような文を作る
単語は使わないと覚えられない。そもそも、使わないなら覚える意味もない。ということで、単語と出会った際にいつでも使える形にして頭の中に残すようにしていました。
②スピーキング
スペインに滞在していたため、ほぼ全員スペイン語話者。であれば、まずはどうやってスペイン人と接点を持つかが重要だと思い、色々と試してみました。
僕は大勢で色んな話をするよりも、少人数で深い話をする方が好き&語学向上によいと思ったので、イベントには参加していませんでした。
◎アプリで知り合う
・Hellotalk…言語交流アプリなので、日本語を勉強しているスペイン人と接点が持てます。少しメッセージのやり取りをして、実際に会って話すという流れです。僕は通算100人以上と会いました。出会い系ではないので、女性も安心して使えると思います。
・Tusclasesparticulaes…ページ内で一対一での言語交流の出来る相手を募集する投稿を書き込むことが出来ます。また、既存の投稿にコンタクトを取ることも可能です。
Clases particulares y Profesores particulares
・Couchsurfing…アプリ内にHangoutsという機能があり、それを使うことで世界中の旅人や現地のスペイン人と接点を持つことが出来ます。日本に特別な興味を持っていないスペイン人と接点を持つことが出来るのが利点ですが、ある程度の語学力が求められます。
こういったアプリで知り合ったスペイン人の友人と更に交流を深め、スペイン語で話す時間を増やすために以下のことをしていました。
◎移動時間中にスペイン語で電話。
スペインでは公共交通機関で電話をすることはマナー違反ではありません。そのため、移動中は可能な限りスペイン語で電話をするようにしていました。(本を読んだり、スマホを見ているとスリに遭う可能性があるので、bluetooth接続かつマイク付きのイヤホンがおススメです)
◎メッセージの代わりにボイスメッセージ
メッセージを打つのがめんどくさい、発音を良くしたい、速く話したいということでボイスメッセージを頻繁に使っていました。
最初は少し恥ずかしかったのですが、ボイスメッセージを使うことで普段スペイン語を話す際の恥ずかしさもなくなりました。
日本ではボイスメッセージを使うことあまりないかもしれませんが、スペインでは一般的に使われていますので是非試してみてください。
文章化しないいけないときは音声入力も使っていました。打つのが面倒くさい理由からでしたが、スピーキングと発音の向上に寄与していたと思います。
③ライティング
正直、論文やエッセイを書く場面はなく、スピーキングの方が重要だと考えているためあまり時間は割いていません。
書くだけでは大きな進歩は得られないと思い、書いた文章に対してフィードバックをもらうようにしていました。
◎FB,Hellotalkで文章投稿。
FBでは、スペイン語で日々のことを綴り、FB上で繋がっているスペイン人の友人達に文章校正をしてもらっていました。
そして、Hellotalkでは、様々なテーマについての個人的な意見をスペイン語で書き記し、その投稿に対して反応をしてくれた人々と議論を交わしました。
④リスニング
バルセロナに語学留学されている日本人50人に対して調査をしたところ、半数以上が、スペイン語においてリスニングが最も難しいと感じています。
そしてその理由は現地のスペイン人が、とても早口で話すからだそうです。僕も最初は速くて聞き取れなかったのですが、以下の方法でリスニングを向上することが出来ました。
◎スペイン語の動画・音声を2倍速で視聴する
速いスペイン語に慣れるためには、より速いスペイン語に慣れる必要があると考え、2倍速のスペイン語に触れる習慣をつくりました。
最初は全くもって意味が理解できませんでしたが、気にせず聞き流していました。すると、普段のスペイン語の聞き取りが楽になり、今では2倍速のスペイン語も聞き取れるようになりました。
バカっぽい方法ですが、僕の場合効果アリでした。
最近、3倍まで調整可能なアプリをインストールし、現在は2.3倍まで聞き取れるようになりました(笑)スピードに慣れるという意味はもうありませんが、楽しいので今月中に3倍に慣れることを目指します!
ちなみに使っているアプリはこちらです。
Castbox
Castbox | The Best free podcast app for Apple iPhone and Android
スペイン語学習用のPodcastやラジオを全て無料で聞けるので是非使っみてください。Youtubeの何倍も教材があり、バックグラウンド再生も可能です。
⑤リーディング
興味のあるテーマについて読んでいると、速く先が読みたい!ちゃんと理解したい!という思いからモチベーションが上がります。
ですので、興味のあるテーマについての記事・書籍を読み漁っていました。
具体的には心理学、コーチング、教育、社会問題(主にホームレス・ゴミ・労働について) を中心に読んでいました。
リーディングに関しては、特別なやり方はしていませんでした。強いて言えば、読んでいる途中で意味を調べることはせず、文脈から推測するようにしていました。
以上で、主要な独学の方法の紹介は以上です。
独学をしている中で様々な方法を試してみて、自分に合っていると感じたものを紹介してみました。
独学の方法はまだまだあり、人によって合う合わないがありますので、1つの参考として見ていただければ幸いです。
次のブログでは独学のメリットとデメリットについて話します!
では!
スペインでホームレスしながら半年でスペイン語C1まで伸ばした話。
ワーホリでスペインに来て、7ヶ月目のタヌニンジャです。
名前の由来はシンプルで、たぬきが多く住んでいて忍者の里があったところで育ったからです。笑
外国人ウケがいいので、アカウント名をこれにすることは多いです。笑
それはおいといて、もうこちらにきて7ヶ月が経ちました。
そんな中、なぜ今更ブログを始めようと思ったのか?
それは、スペインのワーホリがもっと盛り上がってほしいと切に願っているからです。
僕はスペインのワーホリに来て非常に多く経験をさせてもらえていますし、本当に来てよかったと思っています。
しかし、まだまだワーホリに関しての情報が少なく、色んな選択肢が知られていない状態です。
なので
「スペイン語を学ぶために語学学校に行かなきゃいけない。」
「仕事はないし働くなら、日本食のレストランくらいしかない。」
「スペインといってもサッカー・祭り・ご飯ぐらいしかイメージない。」
なんて思われてる方も多いかと思います。
ですので、このブログを通してあまり知られていない様なワーホリの過ごし方を伝えていければと思っています。
ブログ初心者なので拙いブログとなりますが、よろしくお願いします!
まずは、簡単に今迄僕がスペインで何をして来たのかをお話させていただきます。
僕は2/13にマドリッドに到着し、スペインでの生活を始めました。
そもそもの目的はスペイン人の仕事観と人生観を知ること。そのためにスペイン人200人にインタビュー・アンケートを取りデータを取ることでした。(話しが長くなるので、それをしたかった理由はまた別のところで)
しかし、仕事観・人生観などについてスペイン語で話そうとするとかなり高いレベルのスペイン語力が求められます。
その当時の僕は、来る前に文法を齧ってはいたものの、そんなの無意味。
本当に何も聞き取れない、喋れない状態でした。
まずは語学学校に通いながら、学校に斡旋されたペルー人のところにホームステイをすることにしました。(スペイン人のお宅が良かったのですが、希望が通りませんでした)
語学学校に通って数日が経ち、僕は語学学校に対して失望をしていました。
語学学校のやり方が全く合わなかったのです。
僕のクラスは常に15名ほど、レベル分けはあれど、生徒間のレベルには大きな隔たりが。それに対して先生は1人。正直、クラスは毎回混沌としていました。
この頃はあまり楽しくなかったです。
スペイン語が話せない自分。
スペイン人と交流をするために来たのに、現地の友達がいない自分。
授業の時間以外にスペイン語に殆ど触れない自分。
やる気も目標もなくただ教室にいることを目的だと思っている生徒。
毎回遅れて来て、その度に怒られて授業を止める生徒。
授業中に母国語で話す生徒。
毎回授業に遅れて来て、授業終了も遅れる先生。
クラスを纏められないような先生。
また、ホームステイ先も
ビジネスライクで話しかけても返答は短く、会話にならない。質問などしてくれない。
毎日夜遅くまで騒音をたてられ寝られない。
僕を含む留学生の食事だけ毎日インスタント。
何もかもが不満でした。
学校が楽しくない。時間が拘束される。スペイン人の友達いない。
そもそもスペイン語伸びてない!
全て自分の責任だと考え現状改善に努めることも出来ましたが、それよりももっと簡単で早く取れる選択肢がありました。
それは語学学校をやめることでした。
そうして1ヶ月経たずで語学学校を辞めることを決断しました。
そっからは大忙し。
まずは住むところ探し。お金は殆どなくなっていました。
というのもそもそも3ヶ月間でスペインで働くレベルになるために最大の投資として貯金を叩いて最も高い語学学校に行くことにしたのですが、キャンセル料やらなんやらでお金は殆ど戻って来なかったのです。
そこからは様々な物件探しサイト・アプリを使い、2ヶ月間だけ住めるピソを探していました。
タイムリミットはホームステイの契約が終わる1週間。
Idealista,fotocasa,milanuncio,pisocompartidoなど有名どころは競争率が高すぎて、上がった瞬間にすぐ応募が殺到し、外国人、2ヶ月、安めという条件で見つかるはずもなく。。
結局、Badiというスペインのベンチャーのサービスを使い、ガス・水道・光熱費込みでマドリッドで220€という信じられないほどの良い条件のピソに転居。しかも、同居人3人ともスペイン人。
よければ使ってみてください!
Badi - Habitaciones en alquiler y compañer@s
ピソ探しの中で、内覧に行ってスペイン語で話したり、膨大なスペイン語の情報を処理せざるを得なかったので彼らとも何とか話せるレベルにはスペイン語が伸びました。
やっぱり、必要性があるとスペイン語が伸びるんだと思いました。
その後は、お金がなかったので、何とか稼げないかと仕事探し。
そうするとピソのオーナーの紹介でイベリア航空のCAの選考を受けるチャンスを獲得!さすが、コネ社会スペイン!笑
1次は英語での電話面接。スペインに来てから英語を話していなかったので、言語交換アプリで英語話者を捕まえ、模擬面接をしてもらいました。
2次は書類選考。スペイン語で履歴書提出。わからないことだらけで、現地の人に教えてもらいながら何とか完成。今まで日米7箇所で働いていたことが評価され、通過。やはり、スペインでは勤務経験を重視するようです。
所謂いい大学を出ていい成績を修めた学生が勤務経験を積むためにマクドナルドで働いたり、無賃で働いたりしなければならない現状を考えると当たり前ですよね。。
ま、それは置いといて、最終はスペイン語での直接面接。
ここが最大の山場でした。何せ求められるレベルは少なくともB2。しかし、ご覧の通り、ここまでスペイン語を話す必要はなかったので、スペイン語B1程度のくせに選考に臨んでいました。
スペイン語を完璧にB2にすることは喫緊の課題ではない。
そう思い、面接で聞かれること、話されることを調査・シミュレーションし、ひとまず必要な部分でのスペイン語力をB2程度にすることを決意。
語学学校を辞めてから、毎日平均5人のスペイン人と一対一で会い、スペイン人の友達は多くいたので、面接でのマナーや、フォーマルな言葉の練習に付き合ってもらいました。
そして面接用のスーツが必要なもののお金がなかったのですが、ブラッド・ピット似のスペイン人のコーチングの師匠に、自分には全く似合わないようなスーツを貸してもらい面接へ。
何とか、質問にも答え切り、働きたいという思いと自身の提供価値を言語化することが出来ました!
しかし、最後にビザについての話になり、ワーホリビザなんてよくわからないし、1年間しかいられないなら雇えないと言われてしまいました。。
労働ビザに切り替えれば問題ないとは伝えたのですが、複雑な手続きになるからということで雇用されるには至りませんでした。
お金も少なくなり、もう後が無くなり、他の仕事を検討。逃がした魚は大きく、残されていたのは語学学校で日本語を教えることもしくはウェイターとして働くことでした。
しかし、どちらも自分の望むところではない。
語学学校は今回3回目で、今思い返せば語学力の向上に貢献したとは思えないし、本質的でないと思うからやりたくない。
ウェイターは日本でやったし、そもそもウェイターをするためにスペインに来た訳ではないということで却下。
残っていたのはフリーランスでした。
フリーランスで働いたことはなかったものの、日本で何人かフリーランスとして働いている人を知っていたので、以前教えてもらったフリーランスとしての働き方を参考にネット上で広告を出しました。今思えば、杜撰ですが、自分が出来ることをとりあえず書きました笑笑
そうすると意外なことに毎日何件も依頼があり、翻訳訂正、日本語家庭教師、観光プラン作成の3つの仕事を中心に働いていました。
他にもスピーチの翻訳や、カラテクラブにて日本文化のワークショップなどの仕事の依頼もありました。
CAとして働くことは出来ませんでしたが、働くために磨いたスペイン語力は無駄にはなりませんでした。そして、仕事の中でもスペイン語を学ぶ日々でした。
1ヶ月ほど働いた後、今のスペイン語なら本来の目的である調査を始められると思い、マドリッドの友人に対してインタビューを行い始めました。
2週間ほどで一通りの友人とその家族にインタビューをし終え、それからはスペインを周りながら各地のスペイン人にインタビューをするということを始めました。
ルートは以下の通りです。
Galicia(Pontevedra→Santiago de Compostela→Coruña→Vigo)→Madrid(Toledo)→Castilla la Mancha(ciudad real → Valdepeñas)→Andalucía(Malaga→Huelva→Sevilla→Cordoba→Granada→Almeria)→Murcia→Valencia→La Mancha(Albacete)→Madrid→Canarias(Gran Canaria →Tenerife→ Fuerteventura)→Pais Vasco(San Sebastian→Vitoria→Gerunika→Bilbao→San Sebastian)→Aragon(Pamplona)→Madrid
このようにスペインを周りながら現地の人に対してインタビューをしていました。
その時に決めていたルールは以下3つ。
①宿泊施設は使わず、現地の人の家に泊まらせてもらう(現地の人の価値観、各地域の生活により深く触れるため)
②現地の人以外とは積極的に関わらない(少々排他的ですが、時間的制約があったため)
③インタビューは1時間以上一対一で時間を過ごした人にのみ行う(質問内容が深く、ある程度の信頼関係がないと適当な回答が返ってくると思ったため)
移動手段は主にBlablacarというシェアライドサービスを使っていました。これにより、同じ目的地に行く人と仲良くなり、そのまま現地で共に街を散策することもありました。個人的にスペインでの移動手段はこれ一択だと思います。
①公共交通機関より安い
②公共交通機関より早い
③何より現地の人と話すことが出来る。
そして市内の移動手段は徒歩のみ。素早く移動しないからこそ、気づけることがあると思い徹底していました。
リンク載せときます!オススメです!
旅の中で非常に沢山のことが起こりました。
ゲイの方に6回襲われかけたり、スペインで3番目に危険な地域で野宿したり、なぜかよくわからない島についてしまったり、スペイン人とめちゃくちゃ喧嘩したり、ディスコで気絶したり、、、。
旅に関してはまた後日まとめさせてください!
今も旅を続けており、どこで区切りをつけるか迷い中です(笑)
あまり過去は振り返るタイプではないですが、人生の中でも1,2位を争うくらい貴重で楽しく、自分を成長させてくれた経験だと思います。
実際にC1レベルまでスペイン語を伸ばすことが出来、今はDele C2を受けることを考えています。
これも3月の初めに語学学校を辞めることを決意し、 時間と場所とお金に縛られずワーホリ生活をおくってこれたからだと思います。
一方、僕が個人的にバルセロナとマドリッド在住の日本人50人にとったアンケートによると、語学学校に対するスペイン語の向上度における満足度は2.9/5だということがわかりました。
そして、その50人全員が語学を伸ばすために語学学校へ行っています。
つまり、語学学校は”スペイン語を伸ばす”という目的を、平均して58%しか叶えていないということになります。
この数字と自身の経験から言えるのは、語学学校が必ずしも十分にスペイン語を伸ばすという目的を満たしてくれるという訳ではないということです。
とはいっても、語学留学となると真っ先に出てくる選択肢は語学学校に行くことで、他の選択肢が見当たらないということが多いのではないでしょうか?
たしかに学生ビザで来られる方は、どこかの学校に在籍することが求められます。しかし、ワーホリビザで来られた方は語学学校に滞在する必要がありません。
つまり、語学学校に行かずスペイン語を学習することが出来るというのはワーホリで来られた方のみの特権なのです。
個人的にはワーホリと独学の噛み合わせはかなりいいと思っています!
今回から少しの間独学に関して話します!
ご閲覧ありがとうございました!