失敗だらけのマドリッド生活

Hola, que tal ?

タヌニンジャです!

 

 

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前回はスペインのことを全く知らなかった僕がなぜスペインのワーホリをすることになったのか?について書いてみました!

スペインに来た経緯が少し特殊かと思いますのでよかったら見てみてください!

 

graciaspain.hatenablog.com

 

今回から9か月のスペイン生活を三ヵ月ずつ三回に分けて振り返ってみようと思います!

 

  1. 失敗だらけのマドリッド生活 ←今回はこれ
  2. カルチャーショックだらけの3か月のホームレス生活
  3. 学びしかない3か月のホームレス旅

 

 

 

では早速参りましょう!

 

 マドリッド到着~何か足りない~

2月12日大阪を出た僕は、一日かけて首都マドリッドに到着しました。機内では、座席のオーバーブッキングのため、エコノミーからビジネスに変更してもらいました。

 

着席すると、若々しいご夫婦の方が座っていらっしゃいました。平凡な一学生がビジネスの座席に座ることがあまりにも似合わなかったのか、話しかけてもらいました。

 

話すのが大好きな僕は、「独りで退屈しなくて済む!」と上機嫌でした。

 

そうして話していると、ご夫婦は僕と同じく滋賀県出身で滋賀にてレストランを経営されているのだとか。。何たる奇遇☆彡

そしてスペインやフランス料理を学ぶべく、定期的にスペイン・フランスに訪問されているのだとか。羨ましすぎる!!

 

そんなこんなでご夫婦にグルメやスペインの文化についてのお話をお伺いしているとあっという間に乗り継ぎをするためにオランダに着くことが出来ました。飛行機内も楽しく過ごせ、頭の中はスペインへの期待でいっぱいでした。

オランダで滋賀とまた会いましょうということでお別れし、いよいよ目的地マドリッドへ。

 

検問を難なくスルーし、いざ搭乗。今回は空席が多く、少し疲れていたのでスペースを活用して睡眠を取ることに。そして、パッと起きるとマドリッドに到着しました!

 

いよいよ着いた。よし、ホストファミリーのところに行くかと思ったら、何かが足りないことに気付きました。そうです、持ってきていたはずのサーフェイスが手元にないのです。

 

はい、完全にやらかしました。オランダの空港でセキリュティチェックした後パソコンを置いたままにしていました様です。

 

その後、オランダからスペインへの発送を依頼したのですが、誤送でなぜか日本に送られてしまいました。日本からスペインへの移送も試みたのですが、税関に送り返されました。様々な方法でスペインに届けてもらえるように1か月半ほど試みましたが、結局日本でお留守番することに。

 

日本からスペインにモノを送る場合、特にパソコンなどの高価なものは税関を通過出来る可能性が低いらしいのでお気を付けください!(僕みたいなアホなミスをやらかす方はそういらっしゃらないと思いますが。。。)

 

いずれにせよなんとかスペインに到着し、ホームステイ先にタクシーで向かうことに!

3割のワクワク、3割の不安、4割の空腹とともに。。

 

 

ペルー人のお宅にホームステイ~?気持ちはHOME ALONE~

タクシーで空港から走ること40分ほど、ホストファミリーが済むValdeverdeという町に到着しました。着いた時にはもう夜の22時、真っ暗でどんな街並みかは確認できませんでした。

 

運ちゃんとは頑張って話そうとしたものの、駆け込みで勉強した文法しかスペイン語を知らなかったので、会話が成り立ちません出した。なんせ、話すのが速い!

 

初日早々、圧倒的な敗北感とスペイン語一瞬で話せるようになってやるという反骨の精神に火をつけてくれた、運ちゃんにお別れをし、お宅へ!いざ参らん!

 

出迎えてくれたのは、人ではなくおっきなワンちゃんでした。入るやいなや突進されるという手荒な扱いを受けました。

 

ホストファミリーは3人家族で、お父さんのJorgeは警備会社勤務で二人の息子はどっちもNI NIでした。そして僕以外に同じ学校に通うベルギーから来た留学生のプログラマーの男の子がホームステイをしていました。

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NI NIとは日本語でいうニートってやつです。スペイン語NI trabajan NI estudian(働かず、勉強もしない)からきています。

2017年の調査によると16歳~29歳の若者の内の16.55%がNI NIだと言われています。

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元々、このお宅には語学学校と合わせて3か月間滞在する予定でした。

しかし、結局1か月足らずで退去することになりました。

 

というのも以下の理由で、「もうやってられない。」「ここで過ごすの自分の人生においてよい投資ではない」という結論に至ったからでした。

 

①家族と留学生の食事は別々

 字面通り、家族と留学生の食事が全く違いました。僕たちが食べていたのは、冷凍食   品。彼らが食べていたのは自家製のものでした。そもそも、食べる時間も一緒ではな かったので、このことに気付くのにも時間がかかりました。食事を囲んで団欒をする気が微塵もないということは結構ショックでした。

 

②うるさくてまともに寝られない

 息子さん二人は完全に昼夜逆転していました。なので夜遅くまで騒音があり入眠するのに苦労しました。弟さんは友達とスカイプをしながら大音量でゲーム、お兄さんは僕らが寝ている隣の部屋で夜な夜な行為をされていました。寝かせてもらえない程には激しかったです。(笑)

 

③超ビジネスライク

 事務的なこと以外は話さず、毎回の連絡もかなり素っ気なかったという印象があります。会話をしようと試みても、目線はケータイから離れないのを見ていると、何も興味を抱いてくれないんだなと中々悲しくなりました。最も衝撃的だったのが、fuetという白カビのソーセージによる食中毒で3日間外出できなかった時も、一言も声を掛けてくれなかったことです。当時は殆ど何もスペイン語が話すことの出来なかった僕自身にも原因はあると思いますが、もう少しフレンチドリーに接してほしかったという身もふたもない後日談です(笑)

 

そんなこんなで、正直ホームステイは全く楽しくありませんでした(笑)

ベルギー人の彼は、ホストファミリーが干渉しない人達だということを割り切って、寝床としてだけ活用していましたw 

僕はスペイン語を伸ばしたい、スペインに住んでいる人たちの生活を体験したいという思いでホームステイを始めたのでその割り切り方はしませんでした。

 

僕はアイルランド、オーストラリアに旅行に行った時もホームステイを利用しており、いい経験をさせてもらったので、相性が悪かったのかもしれません。

 

Valdeverdeというエリアは、他のスペインの都市へ行くためのバスターミナルがあるAvenida de Americaから30分離れた閑静な住宅街でした。スーパーも近くになく、歩道には犬の排泄物で溢れた町だったのでもう再訪することはないと思います。

 

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Valdeverde こう見るとそんなに悪くない

語学学校に大量投資~得られたのは独学の方がいいよねという結論~

当時スペインに着いた時のスペイン語レベルは悲惨なものでした。

 

語彙・・・Hola,gracias,lo sinetoくらいはわかる程度

発音・・・めちゃ悪い。正しい文章を調べて読み上げても理解してもらえない

リスニング・・・速すぎて聴き取れずサンドウィッチマン状態

スピーキング・・・とりあえず、SIって言っとく。(Valeすら未知)語彙・発音壊滅的

ライティング・・・書けるわけがない。圧倒的語彙不足

文法・・・接続法も含め頭に入ってる(言語学専攻なので文法理解は慣れてる)

 

ということで

「まずはスペイン語やらなきゃ!」→「じゃ、語学学校行こう!」

という完全思考停止安直すぎる考えで語学学校に行きました。

 

選んだ基準は以下3つ

①なんせスペイン語伸ばせるところ

②ワーホリの就業支援してくれる

③なんせスペイン語伸ばせるところ

 

はい。実質2つです。しかし、この二つが非常に重要でした。

 

というのも、

語学学校での学びを通して

 

①3か月でスペイン語社会心理学の調査が出来るレベルまで伸ばす

②就業に必要なスペイン語レベルに到達し、就業する

 

その観点で調べたところ、一校だけ‘’ワーホリの就業支援‘’を謳っているところがあり、そこに即決しました。正直お値段は他の語学学校と比較すると詐欺レベルに高かったです。

 

その衝撃のお値段とは

 

100万円(3か月)!!!

 

いやー改めて客観的に見ると、めちゃくちゃに高い。。。。

 

しかし、それまで7社でバイトをしていて少しばかり貯金があったので、人生最大の時間とお金の自己投資だと思いその語学学校に行くことに決めました!(仕事に就けたらペイ出来るしね!)

 

そんなこんなで時間・お金・エネルギーの全てを費やして最速でスペイン語を学び、仕事をゲットしてやると意気込んで学校に通い始めました!

 


そして語学学校に通って数日後・・・・

 

 

僕は語学学校に対して失望をしていました。

 

語学学校が謳っていることとやっていることの大きな乖離があったのです。

 

・売り文句①:2週間で次のレベルに行けなければ返金します! 

    ⇒実態:レベルが上達していなくてもレベルが上がったという評価がなされる

 

・売り文句②:12以下の少人数制

    ⇒実態:15人以上、机足りない、ぎゅうぎゅう詰め。

 

・売り文句③:最新のテクノロジーを使ったハイテクな授業

    ⇒実態:2.3人で一つの型落ちのアイパッド使う、ハイテク感ゼロ。

 

・売り文句④:ワーホリ滞在者の就業サポート

    ⇒実態:Googleで検索すれば見つかるようなサイトを提示して終わり。

 

・売り文句⑤:たっぷりの授業時間で集中的に学べる

    ⇒実態:先生と生徒が毎度の様に遅れてきて、遅く始まり、早く終わる。

 

・売り文句⑥:校舎内ではスペイン語以外の言語の使用禁止

    ⇒実態:母国語で話す人多数。講師はスペイン語を話すことを促進せず放置。

 

 

その上、大半のヨーロッパから来た生徒はスペインにスペイン語を学びに来ているわけではなく、遊びに来ていたのです。(滞在の口実に過ぎないようです)

 

これは完全なる自分のリサーチ不足でした。これだけ話者数が増えた今、実務的な目的でスペイン語を学んでいる人が大多数なのかと思っていました。

 

だからみんな毎日パーティー三昧。次の日に学校があってもお構いなし、遅刻・無断欠勤当たり前、二日酔いで来る生徒も少なくはありませんでした。

 

正直、大学の講義などであれば、単位を落とすかとるのかは個人の自由によるものでそれほど他の学生に迷惑をかけないので、大した問題はありません。

 

しかし、語学学校は違うのです。(少なくとも、今迄自身がいった3校の語学学校は)

 

小人数が故に、生徒が遅れてきたり、欠席したりすると彼・彼女のために授業時間がおさらいに充てられるのです。

病気や、不慮の事態によるものであれば仕方がありませんが、自己都合で遅れるor欠席する生徒のために授業時間が奪われるのは看過できませんでした。

 

 

僕のことを料簡が狭いやつだと思われるかもしませんが、それだけスペイン語を伸ばすことに必死でした。

 

そんな時にふと自分の置かれている状況を客観視してみました。

 

 ・スペインの友達がいない自分

 ・スペイン語が話せない自分

 ・スペインのことを全然知らない自分

 ・スペインにいるのに外国人とばかりいる自分

 

そして、率直に思いました。

 「ダサいな」

 

そしてこんなことも思いました。

  

 ・自分のやりたいことのために来ているのに、全然目標に向かってないやん。

 ・折角スペイン来たのに今のこの瞬間・瞬間を全然楽しんでへんやん。

 ・学校がどうだ、他の生徒がこうだって。他人に依存しすぎやん。

 

 

そう思った頃には、次にやることは明白でした。

それは語学学校をやめて、独学をするということでした。

 

実際にどんな方法で独学をしたかに関しては前の記事で少しだけ触れていますので、興味があれば過去記事をご覧ください!

 

そうして1ヶ月経たずで語学学校を辞めることを決断しました。

 

そして語学学校を辞めると同時に決まったことがありました。

それはホームステイの終了でした。前述の通り、ホームステイにも苦い思い出しかなかったので、退去すること自体は問題ではありませんでした。

 

問題は家がなくなるということでした。

ここから家探しが始まります。

 

 

人生初の家探し~スペイン語の話せない外国人~

 

さて語学学校を中退(?)し、1週間後にはホームステイ先も出ることになりました。

 

当時の正直の気持ちは、「あっ、やばいな」って感じでした。

 

自分の状況は

 スペイン語まだまだ話せない

 ・コネなし

 ・Empadoronamiento(住民登録的な奴)してない

 ・お金そんなにない

 

希望の条件は

 ・2か月だけ住みたい

 ・スペイン人とシェアハウスしたい

 ・300€/月未満


ま、やばいなんて言っても状況は好転するわけではないので、様々な物件探しサイト・アプリを使い、2ヶ月間だけ住めるピソを探していました。

イムリミットはホームステイの契約が終わる1週間。

 

スペインでピソ探しと言えば特に以下のサイトが使われます。


IDEALISTA,

FOTOCASA,

MILANUNCIO,

PISOCOMPARTIDO

 

しかしこの辺りの有名どころは競争率が高すぎて、上がった瞬間にすぐ応募が殺到し、

問い合わせをしても返信率は10%未満でした。

そんな時、独りの友達にBadiというアプリを教えてらいました。

なんでもBadiとはスペインのベンチャーらしく、当時はまだまだ知名度は低かったです。でもUIの良さ、デザインのキレイさ、そして安さからぐんぐん伸びてる感じでした。

 

そこで30通くらいメッセージを送り、5軒くらいの内覧をし、最終的に予想以上にいい条件のピソが見つかりました。

 ・駅チカ

 ・静かな郊外

 ・同居人3人ともスペイン人

 ・ガス・水道・光熱費込みでマドリッドで220€


大満足の結果です!!

 

その上、ピソ探しの一週間でぐぐんスペイン語が伸びました!

必死に何件ものピソの情報を読み込んで、メールを送り、内覧をして頑張ったことが報われた瞬間でした!

 

この時、言語が伸びるのはその必要性がある時なんだなと改めて思いました!

 

ちなみにピソのルームメイトと話すことはあまり時間を共にできませんでした。

というのも三人とも平日は忙しく、休日は帰省もしくは旅行していたので(-_-;)

 

それでも、スペイン語もまともに話せない外国人を受け入れてくれたオーナーと3人の同居人には感謝してもし切れません。

 

 

住居の次は殆ど空っぽになった財布を膨らませるためのお仕事です!

 

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念のため、BadiのURL載せておきます。もうかなり認知度が上がり、使い勝手もかわってしまった可能性もありますが、他のサイトと比較するとダントツで使いやすいです!


よければ使ってみてください!

 

badi.com

 

到着一か月半で仕事探し~まさかのCAに!?~

 
その後は残高が今後生きていくためにはもの足りなかったので、生きていくために仕事探し。

 

スペインの就職の40%がコネによるものだということを知っていたため、その時点で知り合ったスペイン人に仕事がないのか聞きまくりました。


そんな中、当時のピソのオーナーからwhatsapp

「友達の会社がCA募集してるねんけど、やりたい?」

 

 

キタ――(゚∀゚)――!!!!さすがコネ社会スペイン!!!

 

しかもしかも、どこかの小さい航空会社かと思ったら、まさかのスペイン最大の航空会社イベリアだととか。最高に運がいい!

 

実は小さい頃は本気で鳥になって空を世界を飛び回りたかった僕にとって、CAとして働くことは一つの夢でした。

 

これはやるしかない!!

 

そして送られてきた募集要項を見てみると、、、

 ☑マドリッド在住

 ☑日本文化に理解がある

 ☑日本語

 ☑英語

 ☒スペイン語

 

スペイン語以外の条件はマッチしていました。

 

てなわけでスペイン語を伸ばすことに注力することに。

 

しかし求められるれるのはB2レベル。とてもではないが完璧なB2レベルのスペイン語に到達するのは難しいと悟り、まずはCAの選考合格だけのために必要な範囲に絞って学習しました。

 

CAの面接に関する記事を読みまくり、CAの知り合いを紹介してもらい選考の内容を教えてもらったり、模擬面接をしてもらったりしてもらいしいスペイン語を向上させていきました。

 

そしてついに一次面接。


1次は英語での電話面接

 ・今迄どんなことをしてたのか

 ・なぜ働きたいか

 ・強み

 ・人生プラン

 

辺りを聞かれました。大学の講義が英語でされるということもあり、何とか突破。

 

2次は書類選考。

スペイン語で履歴書提出。わからないことだらけで、現地の人に教えてもらいながら何とか完成。今まで7つの仕事をすていたことが評価され、通過出来ました。やはり、スペインでは勤務経験を重視するようです。

最終はスペイン語での直接面接。
ここが最大の山場でした。何せ求められるレベルは少なくともB2。

 

ここまでスペイン語を話す選考はなかったので、どこまで伸びているのか正直分かりませんでした。しかし、はっきり言えるのはB2レベルには到達していないということ。

そう思い、面接で聞かれること、話されることを調査・シミュレーションし、ひとまず必要な部分でのスペイン語力をB2程度にすることを決意。

語学学校を辞めてから、毎日平均5人のスペイン人と一対一で会い、スペイン人の友達は多くいたので、面接でのマナーや、フォーマルな言葉の練習に付き合ってもらいました。

そして面接用のスーツが必要なもののお金がなかったのですが、ブラッド・ピット似のスペイン人のコーチングの師匠に、自分には全く似合わないようなスーツを貸してもらい面接へ。

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ブラピ似のスペインの師匠。自分は忍び装束、

 


何とか、質問にも答え切り、働きたいという思いと自身の提供価値を言語化することが出来ました!

 

好感触!

 

結果は...

 

不採用


最終的にはやっぱりワーキングホリデービザでは雇えないと言われてしまい、CAになるという小さな夢は儚く散りました。
(労働ビザに切り替えれば問題ないとは伝えたのですが、複雑な手続きになるからということで雇用されるには至りませんでした。)

 

うう残念。。

 

さぁ、どうするか。

 

 

人生初のフリーランス~結果オーライ~

 

結局CAとして雇ってもらうことは出来ず、他のお金を稼ぐ手段を探すことに。

 

しかし、CAの求人の様な好条件な仕事はそう簡単に見つかりませんでした。雇ってもらえそうなのは、日本人経営のレストランくらい。

でも、態々スペインに来てまで日本のレストランで働くことに対しての抵抗はぬぐい切れませんでした。


となると、残っていたのはフリーランスという働き方です。

 

当時、フリーランスで働くのは全くの未経験でした。ただ、就活の中でフリーランスという働き方にも興味を持ち、フリーランスの方に働き方や心得を教えてもらっていました。

 

それを参考にネット上で自身の広告を出しました。少ない自分の出来ることを全て載せて。。。(今思えば、杜撰なやり方ですねw)

 

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幾つかのウェブサイトで広告を出しましたが最も仕事に繋がったのはここでした。言語に限らず教えられるスキルが広告を打てるのでぜひ使ってみてください!

(登録も維持費も無料です!)

www.tusclasesparticulares.com

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しかし意外なことに毎日何件も依頼があり、主にこの4つの仕事をしていました。

(日本語はかなり需要があるようです。広告を出して10か月たった今でも問い合わせが来ます)

 

 ・外国語から日本語に翻訳された文章の訂正

 ・日本語のコーチング(文法ではなく、日常でネイティブが使う表現や関西弁)

 ・日本語の家庭教師

 ・日本人向けにマドリッド観光プラン作製

 

僕を選んでくれたに方々に「なんで選んでくれたの?」と聞いてみると、みんな口をそろえて「若いのに勤務経験があり、信用が出来るから」言っていました。

 

ここでも勤務経験が活きるんですね。今迄大学で彼女をつくらずつくれず、色んな仕事をしたり、日本語を教えるボランティアをしたことが漸く報われた瞬間でした!(笑)


他には英語のスピーチの翻訳や、空手教室のキャンプで日本語のワークショップのお仕事も舞い込んできました。

結局CAとして働くことは出来ませんでしたが、その代わりに色んな仕事に携わることが出来ました。また、選考のために磨いたスペイン語力は無駄にはなりませんでした。

 

表題通り結果オーライです!(^▽^)/

 

アディオス、マドリッド~旅の始まり~

スペインに来てから2か月。

住むところも見つかり、仕事も見つかり、友達も出来て、スペイン語もぼちぼち伸びて充実した日々が続いていました。

 

生活も安定してきたので、調査の準備に割く時間を増やし始めました。関連文献を読んだり、調査の方法をしっかりと定めるために、小規模で調査を行い質問の内容を精査したり。

 

そんな中、元々スペイン人の働き方を体感するために、企業で働きたいという思いがありましたがそれもなくなっていました。

そうなると、スペインの何処かの一つの地域に定住する必要はありません。

 

そして考えました。自分が現実的に取得可能なビザの中で、働きたいなら労働ビザがあるし、勉強したいなら学生ビザがある。ワーホリビザは生涯一回しか使えないし、ワーホリビザだからやれることをしたいと思いました。

 

¿ワーホリの強みとは?

 

その問いに対する僕の答えは「時間と場所に縛られないということ」でした。

つまり、「好きな時に好きな所にいれる」ということでした。

 

他のビザの場合は時間も場所も完全に自由ではありません。

 

学生ビザの場合

 学校に行く必要があるため、時間も場所も自由ではない

就労ビザの場合

 企業に勤める必要があるため、時間も場所も自由ではない

 

であれば、このワーホリ独自の良さを活かさない手はない。

自分は現在、お金を稼げていて、来月にも貯金出来るくらいの収益の見込みがある。

様々な場所にフットワーク軽く行けるのは調査をする上での大きなメリット。

 

スペイン周遊するか!ということに。

 

しかし、普通にゲストハウス・ホステルを周ってっても触れ合えるのは外国人のみ

→現地の人の家に泊まって周ろうということに

 

そんなこんなでマドリッドを出てスペインを周ることにしました。

そして残りの一か月は働いて、スペイン語を話しまくり、旅のアイデアを練り過ごしました。

 

そうして旅の方針が固まりました。

 

旅の方針

①宿泊施設は使わず行く先々の人の家に泊めてもらう

②予定は最長で3日先までしか立てない

③泊めてくれる人には全力で貢献する

 

採用理由

①現地の人と交流する上で最もシンプルな方法だから。そして生活の仕方や家の構造を見ることでスペインに対するより深い理解が出来ると考えられるため。

②予定をガチガチに立てそれを遂行するのに追われて、現在を楽しめていなかった自分との決別。

※現在にフォーカスをするというのはスペインで大切にされている価値観であり、それにそっていきるため。(Vivir el prensente, Memento mori, Carperdiemなどの「今を生きろ」というメッセージを持つフレーズは数え切れません)

③人の家に泊めてもらうというのは非常に図々しいことです。したがって、甘んじて僕を受け入れて下さった人には、労働やお手伝いをするなどして最大限の価値提供を行いたいからです。

 

+以下のテーマに関して200人以上のスペイン人を対象に調査を行う。

 

 ①スペイン人は本当にtrabajar para vivirという生き方をしているのか?(実際はvivir para trabajarしてるんじゃないかという猜疑心が残っていましたw)
②trabajar para vivirをという生き方をしているのであれば、何のために生きてるのか?
③人生のスローガンは?
④どんな時に幸福を感じるのか?
⑤そもそもtrabajar para vivirって何?
⑥スペイン人の働き方ってどんな感じ?

※データの信用度を上げるため、街頭調査は行わず調査開始以前に合計一時間以上話したことがある人のみを対象に行う。

 

そんなこんなで3か月ちょっとのマドリッド生活がおわり、6月1日からスペイン一周の旅が始まりました!

 

次は、マドリッドを出てから一度日本に帰国するまでの3か月について振り返ります!

 

ご閲覧ありがとうございました!