シエスタもフラメンコも知らずにスペインにワーホリした理由

Hola,que hay de nuevo?

 

タヌニンジャです!

 

 

スペインから帰国して約10日が経ちましたが一週間程時差ボケによる睡眠不足に悩まされておりました。

時差ぼけを経験したのは初めてでしたが、なかなか辛いですね(´;ω;`)

 

ようやく体調を完全に取り戻したので、9ヶ月のスペイン滞在のことを振り返ってみようかと思います!

 

今日は、タイトルの通りスペインに興味も関心もなかった僕がなぜスペインでワーホリをすることになったのかについて書いてみました!

 

そもそも僕がワーホリのことを知ったのは2017年10月頃。その頃僕は就活で真っ只中。

 

7月に始めた就活にもこなれてきて様々なインターンに参加していたときでした。人と会うのが大好きな僕は就活を通して他校の大学生は優秀な社会人の方々と会えるということがあり就活にどっぷりはまっていました。OB 訪問の数も50人に達し、毎日が楽しくて仕方がありませんでした。

 

しかし就活を楽しんでいるのとは裏腹に、ちょっと嫌気がさしてくる部分もありました。知り合う社会人の方の殆どが仕事以外でのビジョンや明確な目標を持たず、仕事だけをして生きているような感覚があったからです。

アルバイトを7つやっていた時に知り合った社会人、就活であった社会人、親戚、友達の両親程度は違えど何のために仕事のことばかり考えているんだと。。

 

僕の両親もそうでした。小さい頃は両親と過ごせる時間が殆どありませんでした。放課後は学童クラブに預けられたり、祖母の家で両親の迎えを待ったり、地元の友達と遊ぶという記憶もほぼありません( ノД`)

 

毎日長時間働いて、家に帰ったら疲れて寝る。それの繰り返し。休日も仕事の準備をしたり、身体を休ませるために一日中家で過ごしたり。。。

(今でこそ、家庭のために仕事を頑張ってくれていたということが分かるようになりましたが、当時はそんな分別はついておらずただ寂しかったのです)

 

まるで仕事をするためだけに生きてるかのような、、、。

 

そんな時にスペイン好きの先輩からLINEが。

 

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正直、スペインのことなんて、サッカーとワインと行ってQで見たトマト祭りくらいしか思い浮かばない程何も知りませんでした。しかし、何となくスペイン人に対して陽気であまり働かないイメージがあり、働き過ぎている日本人と違う人生観・仕事観を持ってそうで面白そうと思い、スペインについて少し調べてみました。

 

そうすると、

スペインは美女大国らしく、即決で行こうと思いました(完)

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というのは冗談で笑笑

 

 

スペインのことを調べていると、

スペイン人は働くために生きるのではなく(vivir para trabajar)、生きるために働いている(trabajar para vivir)との情報が多く散見されました。仕事が終わったら、仕事のことは頭から消え去り、家族や友達との時間を大切にするらしいと。ヨーロッパに住む友達にスペイン人の生き方について聞いてもtrabajar para vivirという言葉が出てきました。

 

その時純粋に思いました。「この人生観めっちゃいいやん!」と。自分の幼少期の体験もあり、本当に強くそう思いました。

 

そして疑問も湧いてきました。

 

どうやってtrabajar para vivir を実現しているんだ?

そもそもtrabajar para vivirってどうゆうこと?(そんな生き方を見たことがなくイメージが出来ませんでした)

 

まず思ったのは「あースペインは労働時間も短く、労働環境・給料もいいからそんな生き方が出来るんやろなー、いいなー」ということでした。

 

しかし、スペインの労働面を調べてみると、実体はそうではなく、単純比較はできないにしてもなかなか悲惨なんだなと感じました。

というのも、

 

①当時(2016年度)の失業率は18.4%

②25歳以下の若者失業率42.1%

 

datosmacro.expansion.com

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③年間労働時間1695時間(1713時間)

high-output.jp

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④平均年収289万円(日本は421万円)

spain-press.com

⑤就活時、学業が成績があまり評価されず実務経験が求められる(でも経験を積む場なし)

 

というような状況だったのです。(2016年時点)お世辞にも良い経済状況とは言えません。

 

しかし、幸せそうに生きているという噂のスペイン。謎が深まりました。そして、調べていく内に日本とは全く異なる文化を有しているというスペイン。いよいよ好奇心を抑えられなくなってきました。

 

そして何よりもスペインで散々言われているtrabajar para vivirについてもっと見聞を広めたいと思うようになりました。とは言ってもネット上にはそのテーマに関する調査やデータが一つもないようでした。

 

「じゃ、自分で見てくるか」。なぜか、その時即決をし、スペイン人の価値観を知るためにワーホリをすることを決めました。

 

そして結局、5歳児並の好奇心が災いして、主に以下のテーマに関してデータを取って調査をするためにスペインへ行くことを決めました。

 

①スペイン人は本当にtrabajar para vivirという生き方をしているのか?(実際はvivir para trabajarしてるんじゃないかという猜疑心が残っていましたw)

trabajar para vivirをという生き方をしているのであれば、何のために生きてるのか?

③人生のスローガンは?

④どんな時に幸福を感じるのか?

⑤そもそもtrabajar para vivirって何?

⑥スペイン人の働き方ってどんな感じ?

 

個人で行うため、母数を大きくすることにあまり執着はせず、調査協力者一人一人に対して深く関わり、多くないデータ数からでも6つのテーマのコアになる部分を究明することにしました。

 

最終的には200人のスペイン人労働者に対して、以上のテーマに関する質問をすることをワーホリの主たる目的としました。(詳細はまた書きます)

 

こうしてスペインに対して大した興味も知識もないのにもかかわらず、スペインにワーホリすることを決めました。

 

~ ちなみに以下の理由から学生ビザの利用は考慮に入れませんでした~

①スペインで働きたい(スペイン人の働き方を内部から知るため)

②語学力向上のため、最初の3か月間だけ語学学校に行きたい(文法だけは軽く勉強したものの話せなかった)

③スペインワーホリという制度が新しく、今後その経験の価値が高まりそう

④何の制限もなく、一年間自由に滞在できるという権利を使わない手がない

 

 

 

 行くと決まったらあとは準備。何に対してもチャンスが多そうという安直な理由でマドリットに住むことを決めました。

 

語学学校に関しては、もともとスペインで働いてみたいという思いがあったため、ワーホリビザで来た人に対して就業支援をしてくれるところへ。

語学学校の費用は他の学校 3倍ほどの値段がしましたが、仕事にありつければペイ出来るいい投資だと思い奮発しました。(これが今後仇になるとはつゆ知らず。。。)

 

その後はスペインに行くまでに文法だけは全て終わらせました!

 

僕はSpanish Grammarという文法書を使いました!英語で書かれているのですが、スペイン語の文法は英語のそれに非常に似ているので英語で学ぶのがお勧めです!

 

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そんなこんなで大使館との手続きもスムーズに進み2月12日に大阪からマドリッドへと向かうのでした!

 

次はマドリッドにいた3か月間のことに関して書いてみます!

このブログの一番最初の記事でも簡単に触れているので良かったらご覧あれ。

 

では、ご閲覧ありがとうございました!

Hasta luego:)